四門文化財について about

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四門文化財にの強み
確かな知見で、文化財の未来を拓く。

四門文化財は、民間調査会社の黎明期である1990年代より現在まで多数の発掘調査に携わってまいりました。その中で、あらゆる時代、様々な地域、色々な性格をもつ遺跡の調査経験を積んできました。
四門文化財は都心部の再開発事業に伴う発掘調査も多く実施しており、開発事業スケジュールとの調整から、日々の工事現場内での各作業間調整まで、細かく対応してまいります。
また、社内の土壌汚染対策部門と協業することにより、発掘調査範囲に汚染土壌が確認された場合でも適切に管理し遅滞なく発掘調査を実施することが可能です。

確かな調査と誠実な保存を目指す

株式会社四門文化財の
「文化財コンサルタント」について

文化財の保存活用に寄与し、日本、ひいては世界の文化的向上、進歩に貢献するとともに、文化財の利活用の推進により、健康で文化的な生活を実現する事業です。
埋蔵文化財は国民共有の財産であり、現状のまま保存されることが望ましいとされています。しかし、開発事業などに伴い、埋蔵文化財の現状保存が困難な場合、文化財保護法に基づき、発掘調査及び報告書の作成・刊行を通して記録を残す「記録保存」という形で埋蔵文化財を保護します。
四門の文化財事業部では、デベロッパー、ゼネコン、行政などからの依頼を受け、試掘調査から本調査、整理・報告書作成まで一貫して行っています。

株式会社四門文化財の
「調査」について

試掘調査

試掘調査

開発予定地に遺構や遺物が埋蔵されているかを確認するための調査です。地中の一部を掘削し、遺跡の有無や範囲、保存状況を把握します。この段階で発見された遺構は、後の本調査の基礎資料となります。

計画

計画

発掘調査の第一歩は、開発計画地に埋蔵文化財が存在する可能性を把握し、調査の必要性と範囲を検討することから始まります。行政との協議や事前調査資料を踏まえ、調査の方法・スケジュール・体制を策定します。

三者協定

三者協定

発掘調査は「行政・事業者・調査機関」の三者が協力して進めます。調査範囲や期間、費用負担などを定めた協定を締結することで、円滑かつ公正に調査が実施できる体制を整えます。

本発掘調査

本発掘調査

試掘調査や協定を踏まえて実施される本格的な調査です。遺跡の全体像を把握するため、遺構の掘り下げ、遺物の取り上げ、詳細な記録作成を行います。文化財保護法に基づき、記録保存の観点から徹底した調査が求められます。

整理作業

整理作業

出土した遺物は、洗浄・分類・復元といった整理作業を経て、学術的な価値を明確にしていきます。また、出土状況や遺構の記録も整理し、次の報告書作成に備えます。

報告書作成刊行

報告書作成刊行

最終段階として、調査の成果をまとめた報告書を作成・刊行します。遺跡の内容や発見された遺物、分析結果を体系的に記録することで、学術的資産として後世に残します。これは文化財の「記録保存」としての重要な役割を担います。